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出産事故が起きた場合に対応すべきこととは

出産は新しい命を迎える喜びの瞬間ですが、時に予期せぬ医療事故が起こることがあります。

万一の事態に備えて、事故が起きたときにどう対応すべきかを知っておくことはとても大切です。

今回は出産事故が起きた場合の対応について紹介していきたいと思います。

出産事故の医療過誤を疑った場合の対応

出産事故が起きた場合、その原因が医師や病院の過失によるものではないかと疑う場合には、適切な対応をとることが重要です。

医療過誤と認められれば、医師や病院に対して損害賠償請求を行える可能性があります。

ここでは、医療過誤を疑った際の適切な対応法について説明します。

 

  • 病院・医師に説明を求める
  • 弁護士に相談する

病院・医師に説明を求める

出産事故が起きたときは、まず病院や担当医に対してしっかりと説明を求めることが大切です。

何が起こったのかという経緯や原因、誰に責任があるのかを確認するとともに、今後の治療方針や症状の見通しについて説明を受けましょう。

さらに、カルテや診療記録などの開示請求を行うことで、後の証拠として活用できるように備えることも必要です。

母親や子どもに重大な障害が残ってしまった場合には、今後どのように介護をしていけばよいかについても相談する必要があります。

病院に医療ソーシャルワーカーがいれば、介護や生活面でのサポートについて助言を受けることも可能です。

弁護士に相談する

出産事故が起きたときには、できるだけ早い段階で医療事故に詳しい弁護士へ相談することをおすすめします。

弁護士は病院との話し合いに同席し、交渉の窓口となってくれるほか、カルテなどの証拠収集をして、病院側に法的責任があるかを見極めます。

万が一医療ミスが認められる場合には、示談交渉や裁判などの手続きを任せることができるため、安心して対応を進められます。

お子さんが障害を負った場合の補償制度

出産の際に赤ちゃんが重度の脳性麻痺となった場合、産科医療補償制度を利用できる可能性があります。

この制度では、600万円の一時金と、年間120万円を20年にわたって受け取れる分割金2400万円が支給され、合計で3000万円の補償が受けられます。

申請期限は子どもの満5歳の誕生日までとなっているため、利用を検討する際には早めの確認が必要です。

まとめ

今回は出産事故が起きた場合の対応について紹介しました。

出産事故は家族にとっても大きな衝撃であり、その後の生活にも深刻な影響を与えます。

1人で抱え込まず、適切なサポートを受けながら冷静に対応するためにも弁護士への相談を検討してみてください。

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益満 清輝Kiyoteru Masumitsu

私は大阪市を中心に医療過誤、相続のご相談を承っています。

医療過誤や相続問題の解決には専門的な知識が必要で、一人で解決をしようとすると、より大きなトラブルとなる可能性があります。

弁護士にご相談いただくことで、ご状況にあった解決策の提案ができますので、お困りの際は一人で悩まずお気軽にご相談ください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体
  • 大阪弁護士会
  • 近畿税理士会

事務所概要

Office Overview

事務所名 益満法律事務所
代表者 益満 清輝(ますみつ きよてる)
所在地 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満3-14-16 西天満パークビル3号館10F
連絡先 TEL:06-6361-1841 / FAX:06-6361-1844
対応時間 平日 9:00~18:00(事前予約で時間外も対応可能です)
定休日 土・日・祝
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